もし子どもが活動に参加したくなかったら、私たちはこうします〜「やらせる」より「気持ちを大切にする」関わり〜

放課後等デイサービスや児童発達支援の活動の中で、
「今日は参加したくない」
「やりたくない」
そんな姿を見せる子どもは、決してめずらしくありません。

保護者の方の中には、
「みんなやっているのに大丈夫かな」
「参加しないままでいいのかな」
と不安になる方もいらっしゃると思います。

今日は、
もし子どもが活動に参加したくなかったら、私たちはどう関わるのか
その考え方をお伝えします。


目次

まず大切にするのは「参加しない理由」

私たちは、
「なぜ参加しないの?」と問い詰めることはしません。

代わりに、
「今、この子はどんな気持ちなんだろう」
と考えるところから始めます。

・環境が少し騒がしかった
・失敗した経験があって不安
・気持ちの切り替えが難しい
・ただ疲れているだけ

理由は子どもによって、本当にさまざまです。
参加しない=わがままではありません。


無理に参加させることはしません

「せっかくの活動だから」
「経験させた方がいいから」

そう思う気持ちは、とても自然です。
でも私たちは、無理に参加させることはしません。

無理をして参加すると、
・楽しいはずの活動が嫌な記憶になる
・失敗体験が増える
・「どうせできない」という気持ちが強くなる

そんなことが起きてしまうこともあります。

安心できない状態では、学びは生まれにくい
それが、私たちの考えです。


「参加しない時間」も大切な経験

活動に参加しなかったとしても、
その時間が無意味になることはありません。

・少し離れた場所で様子を見る
・好きな遊びをしながら気持ちを落ち着かせる
・職員と一対一で過ごす

そうした時間の中で、
子どもは自分なりに気持ちを整えています。

そして、
「ちょっと見てみようかな」
「途中からならできそう」
そんな気持ちが芽生えることも少なくありません。


小さな一歩を大切にします

私たちは、
「最初から最後まで参加できたか」
だけで成長を見ません。

・部屋の近くまで来られた
・道具を触ってみた
・最後の5分だけ参加できた

それはすべて、立派な一歩です。

「今日はここまでできたね」
そんな関わりを積み重ねていくことで、
子どもは少しずつ自信を育てていきます。


参加するかどうかを「自分で決める」経験

「やる・やらない」を自分で選ぶことは、
将来につながる大切な力です。

大人が決め続けるのではなく、
・今日はどうする?
・途中でやめてもいいよ
・やりたくなったら声かけてね

そんな関わりの中で、
子どもは「自分の気持ちを大切にしていい」と感じられるようになります。


おわりに|参加しない日があっても大丈夫

活動に参加しない日があっても、
それは「成長していない」ということではありません。

安心できる場所で、
自分の気持ちを守れたこと。
それ自体が、とても大切な経験です。

私たちは、
「今、何ができるか」だけを見るのではなく、
この子が自分らしく過ごし、また一歩踏み出せる土台づくりを大切にしています。

もし子どもが活動に参加したくなかったら、
私たちはこうして寄り添いながら見守り、必要なときには、言葉や手をそっと差し出す🌱

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